数々の文豪が愛した大阪の名店の味
名物・鯨も楽しめるおでん15品
弘化元年(1884年)創業、“日本一古い”といわれる大阪のおでん屋。美食家で知られる池波正太郎や開高健など、数々の文豪に愛され、大阪名物が多数登場する織田作之助の「夫婦善哉」にも登場する名店です。看板はなんといっても関東煮(=おでん)。だしは、カツオだしに薄口醤油、砂糖だけというシンプルな味付けですが、具材の味が染み出した複雑で深い味わいは、家庭では真似のできない職人の技と伝統を感じます。大根やこんにゃく、玉子などの定番12品に、さえずり(鯨のタン)、コロ(鯨の皮)、鯨のスジが楽しめます。鯨は、大阪では昔から愛される郷土の味。帰省土産はもちろん、大阪出身の方のギフトにも。
噛み応えのある、独特のクニクニとした食感がユニークな鯨。全国的にはあまり馴染みのない食材ですが、食べたことのない方はぜひお試しを。