お祝いの気持ちを込めて
お目出度い富士山柄のぐい呑みを
奈良の正倉院宝物庫にも数点保存されている錫(すず)器。神仏具として特権階級にのみ使用されていましたが、やがて形も美しく使いやすいと酒器や茶器として広く普及。江戸中期には流通の便の良い大阪が一大産地となりました。そんな歴史の流れを汲む『大阪錫器』は、「現代の名工」に認定されている代表・今井達昌さん始め、国認定の伝統工芸士を擁する職人集団。その製品は、「大阪浪華錫器(おおさかなにわすずき)」として伝統的工芸品に指定されています。割れない、錆びにくい上に、美しさを永く保ち、金属なのに柔らかく温かみさえ感じさせる錫製品は、お祝いに格好の品です。職人がひとつひとつ手作業で製作するペアのぐい呑みは、ご結婚や金婚式などの贈り物に喜ばれること請け合い。富士山をイメージしたこちらは上下を返せばインテリアとしても洒落た逸品です。青と朱色は漆で着色。永くご愛用いただけます。
錫はお酒をまろやかにすると言われます。富士山シリーズはタンブラーや片口などの酒器も揃っています。